壁紙の特性と仕上がりへの影響
壁紙の特性は、仕上がりに大きく影響します。
完成後の見た目に関わるポイントを知ることで、壁紙選びに新たな視点が加わります。
今回は、壁紙の特性と仕上がりへの影響について解説します。
一般的な壁紙の特徴
日本の壁紙(クロス)の多くは、塩化ビニル製です。
壁紙には、下地を覆う内装仕上げ材としての役割があるので、ジョイント部分が目立ちにくく、下地調整が容易になるようなものから、汚れ防止やキズに強いなどの機能性を持たせたタイプがあります。

デザイン性の高い壁紙の特徴
一方で、デザインや質感を重視した壁紙は、部屋を素敵に演出する役割があります。
材質も様々なので、部屋の印象を大きく変えます。
特性が一般的な壁紙と異なる点も多く、材質、部屋の仕様やレイアウトを考慮せず選んでしまうと、イメージと異なる仕上がりになる可能性があります。

材質による影響と施工注意点
デザイン性の高い壁紙は、エンボス加工のない表面が平なタイプが多いため、紙の厚みが薄くなる傾向があります。
下地に凸凹がある場合は、影響を受けやすくなるので、より入念な下地調整が必要になります。
施工不良を引き起こす可能性のある事項が多いため、季節、室温、湿度などの施工環境や糊の付け方や配合 、糊付け後の待機時間(オープンタイム)などにおいて、メーカーより細かい注意事項があります。
各メーカーの見本帳には、巻末に詳細な注意事項が記載されています。
当社では、事前に特性を確認し、施工時に予見できる問題については、事前説明を行なっています。

商品ページには、商品ごとの注意事項が記載されています。


商品ページには、柄の繰り返しの大きさを示すリピートが記載されています。
施工面とリピートの関係は、見た目の印象を左右するだけでなく、柄合わせによる材料ロスの面で、工事費用にも関わります。
デザイン性の高い壁紙は、施工前の確認事項が多くなります。
仕上がりイメージと事前確認の重要性
事前に確認をする手段として、見本帳には、仕上がりのイメージが掲載されています。
部屋全体を撮影した画像が多いので、ジョイント部の見え方や下地の影響などの状態はイメージしにくいです。

ショールームの事例でチェック
ショールームでは、イメージしにくい事前確認事項について、事例を見ながら、お客様ご自身で確認いただけます。
ジョイント部分や色をじっくり確認したり、下地の影響や壁紙の質感は、直接触れて確認いただけます。
事例を見ながら、優先項目を整理することで、施工後の「思っていたのと違う」といったギャップを防ぐことができます。

実際の事例を見ると、商品の注意事項だけでなく仕上がりもイメージしやすくなると、お客様にも好評です。


当社では、豊富な施工経験と専門知識を活かし、お客様に最適な壁紙選びをサポートしています。
ショールームでの事前相談も可能ですので、お気軽にご相談ください。
次回の記事では、前回のブログでご提案した壁紙の具体的な施工上の注意点について詳しくご紹介します。
具体的な確認事項について解説しますので、ぜひご覧ください!
事例を見ながら、じっくり相談
工事を検討するなら、実例を見るのが一番。
築50年の戸建を活用したショールームでは、デザイン性の高い壁紙を中心に30種類の施工事例を展示しています。
インテリアコーディネーターが丁寧にお話を伺い、ご希望に合ったご提案をいたします。ご来店は 事前予約制 です。
工事が未定の方でも、理想の空間を3Dで提案するインテリア相談や、オンライン見積もりを承っています。

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当社では、お送りいただいた画像をもとに、無料でお見積もりを作成いたします。
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