理想のイメージの見つけ方

壁紙を選ぶとき、多くの方が「どんな色がいいのかわからない」と悩まれます。
色にはさまざまな種類があり、微妙なニュアンスの違いで空間の印象は大きく変わります。
とはいえ、「なんとなく好みの色はあるけれど、具体的にどんな壁紙がいいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。

実は、理想のイメージを見つけるのは難しいことではありません。
心惹かれる色や風景を意識することで、自然と自分に合った空間のヒントが見つかります。
今回は、私自身の体験を交えながら、理想のイメージの見つけ方をご紹介します。

心惹かれる瞬間を意識する

ある日、庭の月桂樹が大きく育ち、剪定をすることになりました。
普段は乾燥させて料理に使っていましたが、今回は想像以上の量になり、何か活用方法はないかと調べていたところ、ある画像に目を奪われました。

それは「Liquore all’alloro(月桂樹のリキュール)」という、イタリア南部の伝統的な食後酒の写真でした。透き通るような鮮やかなグリーンが美しく、思わず見入ってしまいました。

そこから、リキュールが映えるグラス、月桂樹のリース、地中海風のインテリア……次々と関連する画像を見ていくうちに、「この色合いが好きなのかもしれない」と気づいたのです。

インテリアの理想のイメージは、インテリア画像に限定して見つける必要はありません。日常の中で「美しい」、「心地よい」と感じる瞬間を意識することが、理想の空間を作る第一歩です。

カラー提案の流れ

今回は、こちらの画像を使って、いくつかの色をピックアップします。


画像と抽出した色を重ねました。

色彩の知識がなくても、これで、自分の好きな色の特徴を知ることができます。

これらの色から、ご要望に合わせて組み合わせを考えます。

ただし、抽出したすべての色を使用する必要はありません。

色を整理する

色彩学の研究者であるルード(O.N. Rood)は、「美しい配色は、多くの色を使うことで生まれるのではなく、限られた色数の中で成り立つ」と述べています。

インテリアの配色は、基本的にこの3色で構成します。

種類比率特徴
ベースカラー約70%壁や床など空間全体の基調となる色
アソートカラー約25%家具や建具の色で、ベースカラーとアクセントカラーをつなぐ役割
アクセントカラー約5%クッションやアートなど、空間にメリハリをつける色

壁紙は、色とデザインの組み合わせによって印象が大きく変わります。

まず先に色を決め、その後に「どこに使うか」を考えると、まとまりのある部屋を作ることができます。

次回の記事では、今回抽出した色を使ったリビングの壁紙提案を紹介します。

続きはこちら

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