JAPAN SHOP 2025 レポート
JAPAN SHOP 2025(店舗総合見本市)
開催期間:2025年3月4日(火)~7日(金)
「循環する社会へ、革新の技術とデザイン」をメインテーマに、最新のデザインやグラフィックス、内外装材、什器、空間演出機器を紹介する店舗総合見本市が開催されました。
日本の伝統的な技術やデザインを活かした特別展示「NIPPONプレミアムデザイン」をはじめ、壁紙メーカーのブースを訪問しましたので、その様子をご紹介します。
株式会社トミタ
株式会社トミタは、国産オリジナル壁紙、海外の壁紙・ファブリックス・家具・ラグなど、世界の最上級で個性的な商品を取り扱う、1923年創業の老舗商社です。
近年は、日本の伝統素材や技術の継承にも情熱を注ぎ、海外にも日本の美を伝えられる商品を提案しています。
テーマ:和紙、時を旅する。
1300年以上の歴史の中で育まれてきた楮(こうぞ)和紙。
一枚一枚手作りされる職人の熟練した技と精神が宿った和紙壁紙を、日本の四季を表現し展示されていました。
写真右側が、今回の新リリースとなる「KOZO」シリーズです。

海外の壁紙とは異なる和紙ならではの風合い、光の陰影に、改めて日本の美意識を感じました。
後日、京橋エドグランで開催された新作「KOZO」発表会の様子を紹介します。
リリカラ株式会社
リリカラ株式会社は、個人住宅からオフィス、ホテル、商業施設、公共施設などの空間作りをインテリアという視点から壁紙、カーテン、床材等をトータルに提案する1907年創業のインテリア大手メーカーです。
テーマ:リリカラホテル
展示ブースは、「リリカラホテル」をテーマに新商品を直接体感できる内容でした。
エントランスの壁紙と床タイルは、リリカラオリジナルの壁紙シリーズ「Kioi」でまとめられ、パッと目を引くデザインでした。

kioiとは?
伊勢型紙の文様をデザインに取り入れたリリカラオリジナルの壁紙シリーズ。
現代の日本や海外にも通じる洗練された豊かな感性が繊細に表現されています。

変わり立涌に菊松葉
松は常盤木(ときわぎ)とも呼ばれ、慶賀や長寿を意味します。
その松の葉で不老長寿を象徴する菊を象り、運気の上昇を表わす立涌と組み合わせた大変縁起の良い文様です。

Luxury× 匠 Hotel
ハイエンド向けホテルの寝室をイメージした展示。
ニュートラルカラーを基調にした落ち着いた雰囲気の「和」のインテリアは、環境に配慮した素材を採用しています。
紙布、ファブリック、フロアタイルなどkioiデザインがさまざまな商品に取り入れられていました。

展示右手に紹介されていた、箔、色、モアレの組み合わせがユニークな壁紙(LMT-16005)は、全て柄が違う一点ものだそうです。

ベッドヘッドには、紙布にインクジェットプリントされたkioiデザインが展示されていました。
紙布に、間接照明の柔らかい陰影が映えます。

RETRO MODERN HOTEL
今後リリース予定の壁紙見本帳「ライト」とカーテン「&time」を中心に、アートやカルチャーの要素を融合させたレトロモダンな展示が行われていました。
新商品の壁紙は、リアルな質感や深みのある色合いが特徴で、従来の壁紙とは異なる個性を感じさせました。
こうした質感のある素材は施工の難易度が高くなるため、展示を見ながらメーカーの担当者と直接話ができるのは貴重な機会でした。

シンコールインテリア株式会社
テーマ:究極の素材壁紙
「究極の素材壁紙」をテーマに、見本帳「Wall Pro」から、和紙素材や和をイメージしたデザインが展示されていました。

「Wall Proの柄カタログ」はウェブ上のみで展開されているため、実物の質感や風合いを直接確認できる貴重な機会となりました。
見本帳ではわからない細かな質感や施工のポイントについて、詳しく話を伺うことができました。

以下は、展示されていた壁紙の一部です。



商業施設うやホテル向けに展開されている商品ですが、ウェブサイトよりサンプルを取り寄せることができます。
ただし、裏打ちのない和紙や箔は、一般的な塩化ビニル製の壁紙とは、材質の特性が異なります。
施工を検討される場合は、工事業者への事前確認をお勧めします。
その他
スイッチプレートや金物、インテリアアイテムのブースもいくつか紹介します。
スガツネ工業
壁紙の貼り替えに合わせて、スイッチやコンセントの交換したいというご要望をいただきます。
オンラインショップには、一般住宅にも使えそうなデザインが豊富でした。

モメンタムファクトリー・Orii
銅器の生産地として有名な富山県高岡市で、美術工芸品や仏具などの銅製品の着色を手がける会社。
薬品と炎をコントロールしながら金属に鮮やかな色彩を発色させる伝統技術で作られた銅製の花器。
存在感のある佇まいに魅了されました。

MARUKI
ジャパニーズモダンを基調としたインテリア金物、建築金物、家具金物を扱うメーカー。
組子や寄せ木など日本の粋な伝統美を再確認でき、伝統技法についてもご説明いただきました。

まとめ
壁紙の新作のほか、日本各地の伝統工芸の新しい挑戦や、最新の機器・技術を知る貴重な機会となりました。
特に、伝統的な素材を活かしながらも現代のインテリアに調和するデザインや、照明技術の進化が印象的でした。
今後、新しい見本帳がリリースされ次第、その特徴や活用方法を詳しくご紹介していきます。
最新のトレンドや選び方のポイントを交えながら、インテリアのアイデアを広げる情報をお届けしますので、ぜひご期待ください。