壁紙と収納を一緒に考えるメリット

「壁紙を新しくしたいだけなのに、なぜ収納まで考えなければいけないの?」
そう思われるかもしれませんが、壁紙を張り替える時こそ、収納を見直す絶好の機会です。

工事後の暮らしを快適に

部屋中の家具を動かす大掛かりな作業が伴う張り替え。
実は、引越し、結婚、お子様の入学や卒業、独立といった「暮らしの節目」にご検討される方が多いです。

暮らしの節目は、「モノの持ち方」も変化します。

収納の見直しは、工事後の暮らしを快適にする準備と言えます。

ごちゃつきを生む「バッドリピテーション」

張り替えを終えると、何もなかった部屋に、家具やモノを運び込みます。

この時、「不要なモノを整理しておけばよかった」と言われるお客様の声を、これまで何度も耳にしてきました。

生活感のあるモノが多いと、部屋の印象は「おしゃれ」よりも「生活感」の方が強くなってしまいます。

インテリアには「リピテーション(反復)」という考え方があります。

色や形を意図的に繰り返すことで空間にまとまりを作る、インテリアの基本の考え方です。

ところが、モノが無規則に点在していると、意図せず雑多なまとまりを生んでしまうことがあります。

これが、張り替えた壁紙の色やデザインと連鎖すると、さらにごちゃついた印象の大きなまとまりになってしまいます。

私はこれを「バッドリピテーション(負の反復)」と呼んでいます。

この現象を防ぐには、モノを悪目立ちさせず収納できる仕組みを整えることが有効です。


ホテルの客室に学ぶ、心地よい空間とは?

整った心地よい部屋のイメージは、ホテルの客室を思い浮かべてもらうと分かりやすいかもしれません。

ホテルの客室は、最低限のモノを機能的に収納でき、リラックス空間としてくつろぐことができます。

機能的かつリラックスができる心地よい空間を作るには、空間に役割ごとのまとまりを作る「ゾーニング」を行います。

つまり、壁紙と収納を一緒に考えるのは、暮らしの節目に合わせて、新たにゾーニングを行うためなのです。

言いたいことはわかるけど、ついつい空いたスペースにモノを置いてしまいそうという方もいらっしゃるでしょう。

次回は、「飾る場所」(壁紙を魅せる場所)と「収納する場所」を部屋でどのように割り振ればいいのか、具体的なレイアウトの考え方をお届けします。

どうぞお楽しみに!

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